終了 / ARCHIVE
山本圭吾 回顧展
バナキュラー/ユビキタス
2025年に他界したメディア芸術家、山本圭吾のヴィデオ、ネットワークアート作品ほか資料からその軌跡を辿る回顧展を開催いたしました。
開催記録
1960年代後半よりビデオ・アート表現に着手し、「通信連画」「ネットワーク・アート」など、世界に先駆けて通信技術を用いた芸術表現を開拓した山本圭吾。
本展では、その先見性と独自のメディア哲学(バナキュラー/ユビキタス)を、作品および貴重なアーカイブ資料を通じて再考しました。
Information
山本圭吾(1936–2025)
Keigo Yamamoto – Media Artist / Contemporary Artist
福井県出身のメディア・アーティスト、現代美術家。1950年代より絵画を起点に、彫刻、写真、パフォーマンスへと制作領域を広げ、1968年よりビデオ・アート表現に着手した。
1971年には世界に先駆け、通信技術を用いた参加型のネットワーク・アートを制作。以後、通信連画・連歌、ネットワーク・サウンド、ユビキタス・アートなどを展開し、サンパウロ・ビエンナーレ(1975)、ドクメンタ6(1977)、ヴェネチア・ビエンナーレ(1984)など国際展に多数参加。1985年より「ふくい国際ビデオ・ビエンナーレ」の創設にたずさわる。
名古屋造形芸術短期大学、武蔵野美術大学、京都精華大学などで後進の育成にも携わり、2015年に文化庁メディア芸術祭功労賞を受賞。「メディアは人間の意識を拡張する装置である」という信念のもと、創造と教育の両面で多大な足跡を残した。
展示作品 Exhibited Works
本展では、発掘された貴重なビデオ作品を中心に、初期から晩年に至るまでの映像作品群と創作ノート、制作プロセスや教育現場での実践を記録した映像資料を上映・展示しました。
- 初期の映像実験作品および試作映像
- ビデオアート期の代表作とその関連資料
- 教育現場での講義・ワークショップの記録映像
- ネットワーク・アートに関する記録映像・ドキュメント
- 各時期の作品に付随する創作ノートやメモ、アイデアスケッチ
映像アーカイブとしての展示
本展で上映された映像は、その多くがアーカイブ作業と並行して再生・整理されたものです。上映そのものが、アーカイブのプロセスを可視化する試みでもありました。
【記録】福井から生まれた世界的メディア・アーティスト 山本圭吾 追悼展
※本展は終了いたしました。当時の開催記録とWEBトークセッションの詳細は特設ページをご覧ください。
2025年1月に逝去された山本圭吾氏の創造の軌跡と思想を振り返るため、2025年12月に出身地である福井県で開催されました。
山本圭吾メディア芸術アーカイブプロジェクト
山本圭吾メディア芸術アーカイブプロジェクト(k-bit)は、山本氏の映像作品・教育資料・ネットワークの記録を保存・整理し、将来の展示・研究・教育に活用可能な形で継承することを目的とした長期プロジェクトです。
- 作品および資料の整理・保存・デジタル化
- 展覧会・トークセッションによる公開と対話の場の創出
- 美術館・大学・地域文化団体との協働による実践的アーカイブモデルの構築
プロジェクト窓口
山本圭吾メディア芸術アーカイブプロジェクト / k-bit
Mail:kbitinstitute@gmail.com
Website:https://k-bit.net/
YouTube:@kbitinstitute